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【初会合】8月下旬の記録的大雨 「災害対策本部員会議」始まる 岩手県盛岡市

2024年9月2日 0:00
【初会合】8月下旬の記録的大雨 「災害対策本部員会議」始まる 岩手県盛岡市

 8月下旬に岩手県盛岡市で発生した大雨土砂災害について、市の対策本部員会議が2日に開かれました。

 これまでの市の対応を改めるとともに、被害の復旧に向けて国や県と連携して臨むことを確認しました。

 盛岡市 吉田尚邦 危機管理統括監
「今後起こりうる災害に対する備えがきちっとしてないといけないと。全庁的に情報共有できる体制を作るということで対策本部を立ち上げた。」

 この会議は、8月27日に盛岡で記録的な大雨が降り、被害が発生してから初めて開かれました。

 盛岡では、水があふれた米内川周辺などで床上・床下浸水がおよそ30件にのぼったほか、米内川が注ぐ中津川も氾濫危険水位を超え、流域の住民およそ2万6000人に、一時、避難指示が出されました。

 会議では、今回避難指示を出した地区の具体的な地名がわかりにくいと市民から意見が出たため、わかりやすく改めることや、米内川で洪水の恐れがあるとき、住民に知らせる仕組みにするよう、県と協議することなどを確認しました。
 
 締めくくりに内舘茂盛岡市長は「熱帯低気圧による今後の雨に警戒しながら、被災した方々が一日も早く日常を取り戻せるよう、国や県と連携して対応しましょう」と指示していました。

    テレビ岩手のニュース