日米共同統合演習 宮崎空港を初使用 海上自衛隊のP−1哨戒機の発着訓練
10月23日から自衛隊とアメリカ軍が参加した大規模な実働演習が行われています。
この演習で宮崎空港が初めて使われ、海上自衛隊のPー1哨戒機が訓練に参加しました。
30日午前11時45分頃、宮崎空港に海上自衛隊鹿屋基地のP−1哨戒機が着陸しました。
10月23日から始まった日米共同統合演習「キーン・ソード25」は、今年度自衛隊が実施する統合訓練の中で最も規模の大きい実働演習で、訓練には自衛隊とアメリカ軍からあわせて約4万5000人が参加しています。
(今栖那菜記者)
「給油車が先ほど到着したP−1哨戒機のもとへやってきました。今から給油を行うものとみられます。」
哨戒機は、敵の戦艦などをレーダーなどを使って探索する航空機です。
30日は宮崎空港での発着や燃料の補給などの訓練が行われました。
こうした中、宮崎空港周辺では、この訓練が空港の軍事利用につながるとして約20人が集まり抗議活動を行いました。
(新日本婦人の会県本部 矢野弘子事務局長)
「民間の人たちが一般に利用している空港が軍事に使われているということが『普通のことなんだ』ということが起こってくるのではないか、何かあったときに使われるということがどんな危険を持っているのかを訴えていかないといけない。」
訓練で宮崎空港が使われるのが予定されているのは30日だけです。
日米共同統合演習は、11月1日まで行われます。