大麻や覚醒剤の密売に関わったとして、密売グループの5人が逮捕されました。

（早瀬純哉記者）
「こちらには、薬物の密売グループから押収した大麻や覚醒剤、注射器などが並べられています。容疑者らは、こうした薬物を18歳の少年にも販売していたということです」

逮捕されたのは、宮崎市赤江の塗装業 佐藤勇一郎容疑者（36）と宮崎市潮見の塗装工 川越篤容疑者（31）、それに18歳から19歳の3人のあわせて5人です。

警察によりますと、佐藤容疑者らは、営利目的で覚醒剤約4グラムや大麻約45グラムなどを所持。今年4月から5月にかけて違法薬物を販売した覚醒剤取締法違反などの疑いがもたれています。

5人は、佐藤容疑者が経営する塗装業の従業員などで構成された違法薬物の密売グループで、佐藤容疑者が指示役、他の4人が違法薬物の仕入れや保管、手渡しでの販売などを行っていたということです。

警察は、5人の認否を明らかにしておらず、販売経路や共犯者などについて捜査しています。

警察によると、若者の大麻所持などが増加していて、去年の薬物に関わる犯罪の検挙数は94件で、18才未満の未成年の検挙数は9件となっています。