河村勇輝×田臥勇太 PGスペシャル対談 選択肢を増やす“増量” 初対面の八村塁の呼び方は・・・ 【八村塁参戦バスケ日本代表】
◆“パワーアップ”中の河村勇輝「シーズン終わりから1.5キロ~2キロ増えている」
――田臥選手「体大きくなった?」
――河村選手「今はちょっと増量しています」
――田臥選手「どれぐらい増やした?いつから増やしたの?」
――河村選手「去年のW杯を終えてから、シーズンを通してずっと。まずはシーズンずっと試合に出ていると体重が落ちやすくなるので、昨シーズンはトレーニングや食事の部分に気をつけてやっていて。その成果でまずはシーズン中、体重を落とすことなく最後まで終えることができたので、そこからオフシーズンに入って少しずつ増量してきて、シーズンが終わってから、今の段階で言うと約1.5キロから2キロくらいは増えている感じです」
――田臥選手「意図的に?なんでそうしようかなって思ったの?」
――河村選手「W杯の経験を経て、もっと体を強く、コンタクトを強くしないと通用しないな、というのは感じましたね。特にミスマッチになったときに、どの国の2・3番にもフィジカルで押し込まれるなと感じて。これから海外でプレーしたり、パリ五輪でプレーしたりするにあたって、そこは自分のサイズのアドバンテージがある分、強さはもっともっと磨かないといけないなと思って、意図的に少しずつ増量はしています」
――田臥選手「重たくはなってない?」
――河村選手「そうですね、動きやすくなっていますし、よりコンタクトにも強みを感じるようになっています」
――田臥選手「強みが出ることによって動きの感覚というか、ここでこういう風に守れたり、ここでこういう風に止まれたりっていう感覚は増えてきています?」
――河村選手「はい、増えてきています。自分からよりコンタクトをして、プレーを選択できるようになったなというのは思っていて、やっぱり僕の強みってスピードだと思うんですけど、スピードで相手のずれを作ることだけではなくて、相手にしっかりコンタクトしてずれを作るという、またスピードだけではないずれの作り方を、まだまだですけど今の合宿中で少しずつできているんじゃないかなと思うので、そうなれば選択肢が増えるかなと思っています」
◆初対面の八村塁 呼び方は…「塁さんってすごく呼びやすいかなと」
――田臥選手「ポイントガードとしてどう?八村選手と一緒にプレーするのはどこが楽しみですか?」
――河村選手「なんでもできる選手だと思っているので、ポイントガードからするとなんでもできる選手をどういかすかってすごく楽しみだなっていう。スリーポイントでいかすのか、アリウープでいかすのか、カッティングでいかすのか、なんでも選択肢があるというのはポイントガードからすると楽しいですよね」
――田臥選手「(八村選手を)観察している?」
――河村選手「八村選手は初対面なので、どんな練習をされているのかな、という。八村選手をいかしたいとかじゃなくて、純粋にどんな練習をされているのかなって、NBAのトップレベルの選手がどういうワークアウトするのかなとか、どんなトレーニングするのかなというのはすごく純粋に気になっていたので、それはよく見るようにしていて、という感じですね」
――田臥選手「呼び方は八村さん?塁さん?どっちでいこうか?でも『八村さん』でパスはしにくいもんね」
――河村選手「そうですね。呼びやすさの方が大事だと思っているので、『塁さん』ってすごく呼びやすいかなと思っています。雄太さんも『渡邊さん』って試合中呼ぶのが難しいので、自然に下の名前で『雄太さん』って呼んでいます」
――田臥選手「パリ五輪控えていますけど、どうですか、今の心境は。楽しみですか?」
――河村選手「楽しみですね。パリ五輪はバスケットファンのみならず、たくさんの方に注目してもらえる大会だと思うので、自分たちが結果を出すことによって、より日本のバスケットボールが盛り上がって発展するんじゃないなかなと思うので、パリ五輪後の盛り上がりというのがすごく楽しみですね」