女子高校生を刺した男 初公判で起訴内容認める
今年1月、都城市の住宅に侵入し寝ていた女子高校生の背中を刺さすなどして強盗殺人未遂の罪に問われている男の裁判員裁判です。
初公判で男は起訴内容を認めました。
起訴されているのは、都城市の無職宮城功被告27歳です。
起訴状などによりますと、宮城被告は今年1月金品を盗む目的で都城市内の民家に窓から侵入、制服や下着など20点を盗んだあと、寝ていた当時16歳の女子高校生の背中を刺すなどした強盗殺人未遂と住居侵入の罪に問われています。
初公判で、宮城被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。
裁判は量刑が争点となっていて、弁護側は宮城被告が酒を飲んでいて泥酔状態での犯行だったと主張。
また、去年10月酒を巡るトラブルで勤めていた会社をやめ、生活面で不安を抱えていたことなどを明かしました。
検察側は、飲酒の影響がどの程度あったかなどを踏まえ量刑を決めてほしいと主張。
被害にあった女子高校生の供述調書を読み上げ、「夜が怖くなって、一人で外出できない」「一生会わなくて済むような罰を与えてほしい」など重い罰を望んでいることを明らかにしました。
15日は、被告人質問が行われる予定です。