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虐待していた人の89.7%は実の父母 被害者の46%が未就児童 虐待の相談対応件数は依然高い状態

2024年7月22日 15:44
昨年度、宮崎県内の児童相談所での児童虐待の相談対応件数は1791件でした。件数は減少したものの、依然として高い状態が続いています。

昨年度、県内の児童相談所への児童虐待の相談対応件数は1791件でした。前の年度との比較では件数は228件、11.3%減少しました。被害者を年齢別にみると、0歳から6歳までの未就学児が824件で46%と半数近くになっています。

相談の内容は、言葉による脅しや極端な無視など「心理的虐待」が59%と最も多く、次いで「身体的虐待」が22.8%となっています。虐待していた人の割合は89.7%が実の父母でした。

県内には半数の市町村にこども家庭センターが設置されました。このセンターは妊娠・出産・子育てについて幅広く相談を受ける機関で、県ではすべての市町村に設置を促しきめ細かい対応で虐待を防ぐ体制を強化することにしています。
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