県人事委員会 高卒程度の行政職の初任給引き上げ過去最大…大卒程度も過去2番目でいずれも1万円以上増
山形県人事委員会は5日、県職員の給与とこの冬のボーナスについて民間企業の動向に伴い、いずれも引き上げるよう勧告しました。給与とボーナス両方の引き上げ勧告は2年連続です。
県人事委員会によりますと、ことし4月の県職員の平均給与は36万1760円で、無作為に選ばれた民間の平均給与と比べると、3264円少ない結果でした。また、去年8月とことし7月のボーナスの合計は4.35か月分で、民間より0.09か月分少なくなっています。この差を埋めるため、人事委員会は給与を0.9%、ボーナスを0.1か月分引き上げるよう吉村知事に勧告しました。さらに、若い世代の人材確保が難しくなっているため初任給を高卒で1万2000円、大卒で1万1000円引き上げるよう求めています。
吉村知事「勧告の取り扱いについては 人事委員会の勧告の趣旨を尊重しつつ諸般の情勢を総合的に勘案の上適切に対処していきたい」
勧告が受け入れられれば、県の行政職の平均年収は9万1000円上がり、602万3000円となります。