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ことし1年の収穫に感謝 米沢の千眼寺保呂羽堂「裸餅つき」・山形

2024年12月4日 12:43
ことし1年の収穫に感謝 米沢の千眼寺保呂羽堂「裸餅つき」・山形

ことしの1年の収穫に感謝し来年の豊作を願う伝統の「裸餅つき」が4日早朝、米沢市の寺で行われ、地元の若者たちが威勢のいい声を上げながら餅をつきました。

「つけよつけつけ宝の餅を」

裸餅つきは、米沢市の千眼寺保呂羽堂の伝統行事として、毎年12月4日に行われています。およそ380年前、大凶作に苦しんだ村人が保呂羽堂の縁の下の砂を田んぼに撒いたところ豊作になったことから、餅をつき、供えたのが始まりとされています。4日5時半から地元有志の会の若者たちが集まり、ことしの収獲への感謝と来年の豊作への願いを込めた「煉歌」「搗歌」「揚歌」の3つの歌を歌いながら餅をつき、最後は、餅を天井まで高々と突き上げました。

つきたてのお餅は、寺に訪れた人たちにあんこ餅や雑煮として振舞われました。

「おいしいねお雑煮食べな。おいしいよ」「一番好きな味は?あんこ。早起きしないとと思いながら食べに来る」

餅つきは4日午後2時過ぎまで行われる予定で、檀家以外の人でももち代1500円で食べることができるということです。

最終更新日:2024年12月4日 12:43
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