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降り積もった雪の中から置賜伝統の特産野菜「雪菜」の収穫 「ふすべ漬け」がおすすめ

2025年1月9日 18:01
降り積もった雪の中から置賜伝統の特産野菜「雪菜」の収穫 「ふすべ漬け」がおすすめ

米沢市では9日、雪の下で成長を促す置賜伝統の特産野菜・雪菜の収穫作業が大雪の中、行われました。

朝、大雪となった米沢市古志田町。深い雪の中から掘り起こされたのは、置賜伝統野菜のひとつ雪菜です。雪菜は、秋に一度、根を付けたまま収穫し、ワラなどに包んで雪を待ちます。その後、冬に降り積もった雪の中で自らの葉を養分として成長することでほのかな苦みやシャキシャキとした食感が生まれるということです。

雪菜にとって雪は?雪菜生産者吉田清志さん「大歓迎。年末年始は雪が少なかったのでとてもありがたい雪。生活するのには迷惑だが」

去年の夏に暑さの影響をあまり受けなかったことで雪菜の生育が順調に進みました。今年度は市内で7つの生産者で合わせておよそ5トンの収穫を見込んでいます。雪菜は置賜地方を中心に、湯通しした後に塩で漬ける「ふすべ漬け」などで親しまれています。

雪菜生産者吉田清志さん「雪菜はふすべ漬けとして食べられるが漬けることで辛みが出る変わった野菜。ふすべ漬けだけでなく生でも食べられるし色んな料理にチャレンジして食べてみてほしい」

作業は2月末まで続く予定で、出荷された雪菜は米沢市内のスーパーなどで販売されるということです。

最終更新日:2025年1月9日 19:57
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