山形県内の自転車ヘルメット着用率5.7%にとどまる 特に高校生の着用率低く
ことし4月から自転車を運転する時はヘルメットの着用が努力義務化されています。山形県警が初めて実施した全県的な調査で、ヘルメットの着用率は5.7%にとどまっていることが分かりました。
山形県警交通企画課はことし10月13日から23日までの間に、山形・鶴岡・酒田・米沢・新庄の5都市で目視による確認で自転車利用者のヘルメットの着用率を調査しました。12月4日に結果を公表し、5都市合計で2224人のうち、着用していたのは126人と着用率は5.7%にとどまっています。都市別では鶴岡が8.3%で最も高く、新庄の5.6%、酒田の5.5%と続きます。
調査エリアは駐輪場が整備された駅前周辺と、商店街などの周辺の2か所で行われ、いずれの都市でも商店街周辺の方が着用率が高い傾向でした。ことし4月に着用が義務化されて全県的な調査は初めてです。調査を行った県警交通企画課は「特に、高校生の着用率が低かった。県の関係部局と連携し、啓発活動を強化したい」とコメントしています。