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米沢市の太陽光発電施設から盗難の送電用ケーブルは長さ4.5km 広域窃盗事件の可能性

2024年4月22日 18:35
米沢市の太陽光発電施設から盗難の送電用ケーブルは長さ4.5km 広域窃盗事件の可能性

米沢市の太陽光発電施設から盗まれた銅線の送電用ケーブルの長さは、およそ4・5キロメートル分ー。警察は、被害規模の大きさなどから複数の人物が計画的に犯行に関与し、車を使って運び出した広域窃盗事件の可能性もあるとみて捜査しています。

この事件は、米沢市内の太陽光発電施設で4月8日から12日までの間に長さがおよそ4・5キロメートル分の送電用ケーブルが盗まれたものです。
被害額は時価1900万円相当とみられ、同様のケーブル盗難の被害額では県内で過去最高額だということです。
警察のこれまでの調べによりますとケーブルには銅線が使われていて1本の太さはおよそ3センチ、切断には工具が使われたとみられています。
今回の被害業者とは別の山形市内の太陽光発電事業者によりますと、一般的に同様のケーブルは1メートル当たりの重さがおよそ6キロから7キロほどで、重さは推定で27トン以上になるとみられます。
通常、こうしたケーブルを取り扱う際は、少なくとも5人から10人ほどの作業員が必要だといいます。全国では近年、金属価格の上昇を背景にケーブルの盗難が相次いでいて県内の太陽光発電施設でも去年(2023年)の6月から7月に、米沢、南陽、村山の3市で、合わせて6件の被害が発生しています。警察は今回盗まれたケーブルが相当な量や重さがあるため、◇犯行には複数の人物が関与し、車を使って運び出した可能性、◇そして、金属の売却を目的とした広域窃盗事件の可能性もあるとみて捜査を進めています。

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