来年春に卒業予定の高校生に対する県内の求人倍率は8月末現在、4.29倍で、過去最高となっていることが分かりました。

山形労働局によりますと来年春に卒業予定の県内の高校生の求人倍率は8月末時点で4.29倍と過去最高となっています。高校生に対する県内企業の求人数は過去5番目に多い、5990人に上っているのに対し、県内での就職を希望している高校生は過去最小の1395人となっていて、去年に引き続き、売り手市場となっています。求人倍率の高止まりが続く要因について山形労働局は「少子化と進学率の上昇で就職希望者が減っている一方で、人手不足や従業員の高齢化などを背景に企業の求人意欲が高くなっているため」と分析しています。