県は3日、南部町の特別養護老人ホームで介護職員による入所者への暴力などが確認されたとして、新規入所者などへのサービスの提供を停止する行政処分を行いました。

　行政処分を受けたのは南部町福祉の特別養護老人ホーム・ショートステイ「ネオライフとみざわ」です。

　県によりますと、去年9月19日午前、介護職員1人が男性入所者1人の右ほおを平手打ちしたほか、去年9月2日夜、介護職員1人が女性入所者1人の両ほおを両手ではさむようにして叩いたものです。また、指定居宅サービス事業者や介護予防サービス事業者が介護保険法に関する法令に違反していたことも確認されました。

　このため、県は特別養護老人ホーム「ネオライフとみざわ」と併設するショートステイに対して3月15日から4月14日までの1か月間、新規入所者や利用者へのサービス提供を停止する行政処分を行いました。