“闇バイト”SNS 投稿 半年で警告1000件超 「高額報酬は疑って」山梨県警
犯罪⾏為をすることで報酬を受け取る「闇バイト」の募集とみられるSNSの投稿に対し、県警が出した警告の件数が半年間で1100件を超えたことが15日、県警への取材で分かりました。
去年7月、甲府市中心部の時計店から高級腕時計が奪われた強盗事件では、実行犯の一部が「闇バイト」に応募する形で犯行に加わっていたことが明らかになっています。
このため県警は、去年からⅩなどSNSでのパトロールや警告を強化していますが、「闇バイト」に関する不適切な投稿への警告件数は、統計を取り始めた去年10月からの半年間で1157件に上りました。
投稿では「高額報酬」「即日現金」「経験不問」など、具体的な仕事内容は明かさず条件のみを記した求人募集が多かったほか、「受け子」「出し子」など電話詐欺グループの役割が直接、掲載されたケースもあったということです。
県警は「『闇バイト』は一度手を出すと犯行グループに個人情報を控えられるため、なかなか抜け出せない。高額報酬をうたう投稿は『闇バイト』を疑ってほしい」としています。