インフルエンザが猛威をふるった影響で、甲府地区消防本部管内では年末年始の救急車の出動件数が過去最多に上ったことが分かりました。

　甲府地区消防本部によりますと、12月28日から1月6日までの救急車の出動件数は884件で、前の年より37％あまり増えて過去最多でした。

　また、医療機関への受け入れの照会が4回以上で、 現場での滞在時間が30分以上の「救急搬送困難事案」も61件ありました。

　インフルエンザ患者の急増が要因とみられ、1月8日には県内の救急医療機関の約9割が「病床の空きがない」と訴えるひっ迫した状況となりました。

　甲府地区消防本部は「救急車の台数は限られているので適正な利用への協力をお願いしたい」としています。