「直前まで気付かなかった」死亡ひき逃げで容疑者の男 防犯カメラに衝突の瞬間が…山梨
昭和町の県道で自転車の男性が車に衝突され死亡したひき逃げ事件で、逮捕された男が「事故直前まで自転車に気づかなかった」と供述していることが分かりました。事故の瞬間を捉えた防犯カメラには、ブレーキをほとんどかけないまま自転車に衝突する様子が記録されていました。
雨が降る夜の県道を走る自転車。その後ろから軽乗用車がスピードを落とさずに走っていきます。事故があった場所までブレーキランプはほとんど光っていません。そして…
この軽乗用車を運転していたのは甲府市国母4丁目の自称・土木業、丹沢黎紅容疑者(23)です。ひき逃げなどの疑いで逮捕され3日、甲府地検に送検されました。
警察によりますと、丹沢容疑者は1日未明、昭和町の県道で中央市の会社員、佐野公昭さん(55)が乗っていた自転車に衝突し、そのまま逃げた疑いが持たれています。佐野さんは病院に搬送されましたがその後、多発外傷で死亡。丹沢容疑者は2日、南甲府警察署に出頭しました。
捜査関係者によりますと、丹沢容疑者は調べに対し「事故直前まで自転車に気付かなかった」と供述しています。警察は丹沢容疑者がスピードを出したまま自転車に衝突したとみて詳しく調べています。