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銅線ケーブル窃盗が急増 半年間で去年の2倍 被害総額1.8億円 背景に価格高騰か 山梨県

2024年7月22日 19:27
銅線ケーブル窃盗が急増 半年間で去年の2倍 被害総額1.8億円 背景に価格高騰か 山梨県

 県内では太陽光発電施設を狙った銅線ケーブルの窃盗が相次いでいます。

 今年は6月までの半年間で、去年1年間の約2倍に上る被害が確認されていることが警察への取材で分かりました。

 県警によりますと、今年に入り県内で確認された銅線ケーブルの盗難被害は今年1月から6月までの半年間で75件で、すでに去年1年間の38件の約2倍となっています。

 背景に銅の価格高騰があるとみられ、被害総額は1億8440万円に上ります。

 このうち、北杜市明野町の太陽光発電施設では6月28日夜、利用客の1人から「送電が止まっている」との連絡を受け確認したところ、送電用の銅線ケーブル約200メートル、約800万円相当が盗まれていました。

 この会社では4月にも別の施設で銅線を盗まれる被害が確認され、銅線の切断を防ぐためウレタン加工で覆うなどの対策をしていましたが、被害を防げなかったということです。

被害に遭った「ON GreenT」吉田愛一郎 会長
「電気は公のものですから。(犯人は)銅線の販売代金だけの利益かもしれないけど、被害に遭う人は停電にあったりする可能性もあるから、社会問題になるということを十分知っておいていただきたい。今後は絶対にやめてほしい」

 警察は太陽光施設付近で見慣れない複数人のグループや車両を見かけたら、通報してほしいと呼び掛けています。

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