鳥インフル“最悪の年とほぼ同じペース” たまご価格に影響のおそれも
江藤農林水産相は、今シーズンの全国の鳥インフルエンザの発生状況について、「一番最悪だった時とほぼ同じペース」として、危機感を示しました。
鳥インフルエンザは今シーズン、過去最も早い10月17日に北海道の養鶏場で1例目が報告され、すでに6道県で8例の発生が確認されています。
江藤農水相
「今年の発生ペースは一番最悪だった時とほぼ同じペースでありますので」
江藤農水相は会見でこのように述べ、今シーズンの鳥インフルエンザが大流行した2022年と同等のペースで発生していると明らかにしました。
2022年シーズンに大流行した際には、鳥インフルエンザによるニワトリなどの殺処分数が過去最多を更新し、たまごの供給量が減少しました。その影響で、去年4月にはMサイズのたまごの平均卸売価格は350円に達し、最高値を記録しました。
江藤農水相は来週、各都道府県の畜産関係者と緊急の会議を開くとしています。