「TikTok」活用が効果?犬猫“里親”相次ぎ見つかる 動物愛護指導センター 山梨県
山梨県動物愛護指導センターが4月から動物の里親探しに動画投稿アプリ「TikTok」を活用したところ、相次いで引き取り手が見つかるなど反響が広がっています。
軽快な音楽とともに愛らしい表情を見せる犬や猫。
動画投稿アプリ「TikTok」に投稿された動画です。
投稿したのは、県動物愛護指導センターです。
センターでは4月、引き取られるのを待つ犬や猫の様子を幅広い年代の人に見てもらおうと、若者に人気の「TikTok」で公式アカウントをつくり投稿を始めました。
投稿開始以降、6月24日までにセンターに収容されていた犬14匹と猫1匹に関する動画36本を公開。
その効果もあってか、犬13匹の引き取り手が決まったということです。
県動物愛護指導センター 浅山光一 所長
「検証も必要かもしれないが、TikTokの効果もある程度あるのではと思っている」
センターでは主に4人の職員が中心となり動画の撮影、編集を行っています。
担当になるまでTikTokに触れたことがなかったという職員も、20代の若い職員からアドバイスをもらうなどして工夫を重ねているといいます。
「TikTok」を担当する池田勝さん
「動物の目線に合わせることを意識して、見てくれる方たちが“かわいいな”と思ってくれるように試行錯誤しながら動画を撮っています」
県動物愛護指導センター 浅山光一 所長
「(動物愛護指導センターは)殺処分の施設というイメージが多かったと思うが、譲渡を中心にやっている『命を繋げる施設』だというPRにも使っていきたい」
センターでは今後、犬や猫の正しい飼い方なども動画で発信していきたいとしています。