ゆかりの作家・樋口一葉が肖像 旧5000円札「最終製造券」を展示 山梨・甲州市
甲州市ゆかりの作家、樋口一葉の肖像が使われた旧5000円札の「最終製造券」が市内の施設に展示されています。
旧5000円札の最終製造券は新紙幣が発行された先月3日、日本銀行から甲州市に贈られました。
最後に発行された紙幣より3番目に若い記番号「LD899998J」が印字されています。
甲州市は旧5000円札に肖像が使われた樋口一葉の両親の出身地で、小説「ゆく雲」にもその風景が登場するゆかりの地です。
市には旧5000円札が発行された2004年に若い記番号「A000005A」が印字された紙幣も贈られていて、今回の最終製造券と並べて公開しています。
甲州市教育委員会 萩原麻由 学芸員
「最終製造券の5千円札とともに樋口一葉の故郷にいま一度、足を運んでいただけたらと思います」
2枚の貴重な旧5000円札はしばらくの間、展示されるということです。