元大阪地検の検事正で弁護士の男が、部下の女性に性的暴行を加えたとして逮捕された事件。大阪地検は12日、準強制性交の罪で男を起訴しました。

　準強制性交の罪で起訴されたのは、元大阪地検の検事正で弁護士の北川健太郎被告（64)です。大阪高検などによりますと、北川被告は検事正在任中の2018年9月、自分の住む官舎で、酒に酔って抵抗が難しい状態だった当時の部下の女性に対し、性的暴行を加えた罪に問われています。

　北川被告は、被害を受けた部下の女性らと、私的に複数人で飲食した後、2人きりになった官舎で犯行に及んだということです。

　大阪高検は北川被告の認否を明らかにしていません。起訴を受け大阪高検は「国民の皆様に深くお詫び申し上げます」とコメントしています。