関西電力 原子力発電所の使用済み核燃料の新たな搬出計画発表 フランスへの搬出量を400トンに倍増
関西電力は、福井県の原子力発電所の使用済み核燃料を県外に搬出する計画について、フランスへの搬出量を倍増させるなどの新たな計画を発表しました。
福井県は、原発の使用済み核燃料を県外に搬出するよう求めていて、関西電力が2023年に示した搬出計画では、2026年度から青森県の再処理工場に搬出する想定でしたが、工場の完成が遅れ、計画の見直しを迫られていました。
こうした中、関西電力の幹部らは13日、福井県庁を訪れ、再処理工場への搬出開始を当初の計画より2年遅らせて2028年度からとするほか、研究目的で行われるフランスへの搬出を当初の倍にあたる400トンとする新たな計画を伝えました。
関西電力は、計画では2032年度以降、使用済み核燃料の貯蔵量は減少する見通しだとして理解を求めています。