「新たな被害を生み出すという危機感」大阪地検元検事正の性的暴行事件 女性検事の支援者らが署名提出
大阪地検元検事正の性加害や、職員による誹謗中傷などを訴える女性検事の支援者らが27日、検察庁などに厳正な捜査を求め、署名を提出しました。
女性検事の支援者らが署名を提出したのは、大阪高検や法務省と最高検です。
大阪地検の検事正だった北川健太郎被告(65)は2018年、酒に酔った部下の女性検事に性的暴行を加えた罪に問われ、当初、裁判で起訴内容を認めましたが、その後、一転、「同意があったと思った」と無罪を主張する方針を示しています。
女性検事は「同僚の副検事が北川被告に捜査情報を漏らしたり、誹謗中傷をしたりした」と刑事告訴などもしていて、支援者らはこの日、副検事や北川被告に対する厳正な捜査や真相解明を求めて署名、約5万9000筆を提出しました。
性被害を訴える女性検事
「検察がこんなに不適正で、いとも簡単に事件をつぶしてしまうようなことがあっては(被害者は)怖くて声も上げられないし、また新たな被害者を生み出すことになるという危機感を私自身が、とても持っているんです」
次回の裁判期日は、まだ決まっていません。