11月17日に投開票が行われる兵庫県知事選は、過去最多の7人の候補者が立候補し、県議会の不信任決議により失職した前知事に、国会議員・市長経験者ら6人の新人が挑む構図となりました。17日の選挙戦の火ぶたが切られる中、それぞれの候補者が届け出後に街頭で訴えた演説内容と、候補者の略歴を紹介します。

■立候補後の第一声（10月31日 神戸市中央区の選挙事務所前にて）

前参院議員・清水貴之氏
「混乱する兵庫県をなんとかしたいと思って立候補した。僕の大好きな兵庫県が悪い形でニュースで全国に広まったのが残念でならない。悔しくて仕方なかった。力のある兵庫県をいい形で全国に広めていきたい。そのためには県職員、県議会、県民のみなさまと対話を通じてコミュニケーションをとって県政を立て直していく」

「兵庫県は人口減少が進み、経済政策をもっとやらないといけない。参院議員として11年、その前はアナウンサーとして十数年、兵庫県をくまなく見てきた。自然は豊かでおいしい、食べ物はたくさんある、観光地も豊富な兵庫県をもっと輝かせていく。点と点を線でつないで、大都市も地方都市も輝いていく兵庫にしたい」

■候補者の略歴

清水貴之（しみず・たかゆき）50歳
①無所属・新人
②出身地:福岡県筑紫野市
③経歴:1999年早稲田大教育学部卒、元朝日放送（現:朝日放送テレビ）アナウンサー
④首長・議員歴:2013年～参院議員（2期）

◇◇◇◇

　11月17日投開票の兵庫知事選には、届け出順で、前参院議員の清水貴之氏（50）、前尼崎市長の稲村和美氏（51）、前兵庫県知事の斎藤元彦氏（46）、共産の推薦を受ける医師の大沢芳清氏（61）、会社経営の福本繁幸氏（58）、「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏（57）、会社経営の木島洋嗣氏（49）の7人が立候補しています。