「健康を願って」「身も心も温まる」“ガン封じの寺”で「笹酒祭り」青竹の中で温めた酒で無病息災願う 奈良・大安寺
ガン封じの寺として知られる奈良の大安寺で23日、「笹酒祭り」が行われ、無病息災を願う参拝者で賑わっています。
「笹酒祭り」は、奈良時代に光仁天皇が大安寺を訪れた際に、境内の青竹で酒を温めて飲み、悪病を封じて長生きしたという故事にちなんだ行事です。
朝早くから寺を訪れた参拝者らは、本堂でガン封じの祈祷を受けた後、和服姿の女性から青竹の中で温めた酒を振舞われました。
参拝者
「家族のガン封じと健康を願って毎年来ています。温まります。身も心も」
「検診も受けて、ガンにならないようにします」
この日朝の奈良市は、最低気温1.2℃と冷え込みましたが、参拝者らは酒で体を温めながら一年の無病息災を願っていました。