「みんな置いているから私も…」大阪の放置自転車問題、ミナミとキタで夜や休日の撤去を開始 4月から
大阪・ミナミで長年、社会問題になっている放置自転車。新たに、夜や休日の対策が始まります。
大阪・ミナミにあふれる放置自転車。
(Q:ここは自転車の放置禁止エリアだが…)
「大丈夫です」
“イタチごっこ”が続く放置自転車問題に、新たな対策が打ち出されました。
ミナミ自転車対策ワーキング・栗原智一さん
「夕方以降、放置自転車が増えていくので、対策強化が非常に必要になってくると考えている」
大阪市や地元の商店街によるワーキンググループは27日、会見を開き、4月から新たに、夜や休日の放置自転車の取り締まりを始めると発表しました。
大阪・ミナミの放置禁止エリアでは、これまで、平日の日中に限り、放置自転車を即時に撤去する取り組みを実施。
しかし、3月、実際に現地を取材をしてみると、飲食店が立ち並ぶ路上では、多くの自転車が折り重なるようにして、とめられていました。
(Q:自転車の放置禁止エリアと知っている?)
「いや、ちょっとわからないです」
「禁止かどうかわからないですけど、みんな置いていますから、私も置いてます」
さらに、街がにぎわう夜の時間帯は。
古瀬朱理記者
「すでに放置自転車であふれている 中、無理やりとめています」
大きな改善がみられないこの状況に、大阪市は、4月からは毎日、ミナミとキタで夜間や休日にも撤去を始めることを決めました。
大阪市建設局・秋山岳彦さん
「ことしは万博が開催されるので、気持ちよく街を楽しんでもらうために、通行環境はできるだけ安心安全な体制を整えたい」
放置自転車との闘いに終止符を打てる日はいつになるのでしょうか。