大阪市西成区の「あいりん総合センター」で立ち退き求める強制執行
大阪市西成区の「あいりん総合センター」の敷地で寝泊まりしている人たちに対する立ち退きの強制執行が、1日朝、始まりました。
午前7時ごろ、大阪地裁の執行官らが、敷地で生活している人たちの強制退去に乗り出しました。
「あいりん総合センター」は、日雇い労働者の支援施設として1970年に完成しましたが、耐震性の問題で建て替えが決まり、5年前に閉鎖されました。しかし、その後も周辺では路上生活者が寝泊まりを続けたため、大阪府は「不法占拠」だとして立ち退きを求める訴えを起こし、今年5月、立ち退きを命じる判決が確定していました。
寝泊りしていた男性
「いつかは来ることだと、ある程度は分かっていた。裁判で負けているし、言っても仕方ない」
大阪府は、今後、速やかに建物の解体を進めたいとしています。
最終更新日:2024年12月2日 11:52