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【速報】小林製薬・大阪工場に大阪市が3回目の立ち入り検査 2023年末まで「紅麹原料」製造

2024年8月27日 10:13
【速報】小林製薬・大阪工場に大阪市が3回目の立ち入り検査 2023年末まで「紅麹原料」製造
小林製薬大阪工場への立ち入り検査(27日午前9時50分頃)

 小林製薬の「紅麹」をめぐる健康被害の問題で、大阪市は27日、当時「紅麹原料」を製造していた大阪市淀川区にある大阪工場に立ち入り検査に入りました。

 小林製薬の「紅麹」をめぐる健康被害の問題で、大阪市は27日、当時「紅麹原料」を製造していた大阪市淀川区にある大阪工場に立ち入り検査に入りました。

 27日午前9時50分ごろ、大阪市の担当者6人が大阪工場に立ち入り検査のため工場内に入りました。市が大阪工場での立ち入り検査を行うのは、3月30日と4月19日に続き、3回目だということです。

 この問題をめぐっては、「紅麹コレステヘルプ」などのサプリメントを摂取した人が、相次いで腎臓の疾患を発症し、25日時点で、390人が亡くなり、484人が入院していることが判明しています。

 これまでに紅麹原料から青カビから生成される天然化合物の「プベルル酸」のほか、複数の物質が検出されたことが明らかになっていて、国や大阪市などはこれらの物質の毒性試験を行っています。大阪市などは、毒性試験の結果や、被害者の症状の特徴との類似点、プベルル酸などを含む製品ロットの摂取状況などを確認し、今年の秋ごろをめどに原因となった食品を特定した上で、2025年3月ごろに調査結果をまとめる方針です。

 紅麹原料は、大阪市淀川区の大阪工場で作られていましたが、大阪工場は2023年末に閉鎖し、使用されていた機械などは和歌山県紀の川市にあるグループ会社の「梅丹本舗」の工場に移設されていました。

 今回の立ち入り検査では、これまでの調査をもとに、原因の可能性がある物質が混入した経路や当時の状況について、さらに詳しく聞き取りなどを行うということです。

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