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【速報】大阪市で「誰でも通園制度」試行実施始まる 母親「夫が仕事を抜けて病院に…制度ありがたい」「少しでも自分の時間が」

2024年7月1日 9:44
【速報】大阪市で「誰でも通園制度」試行実施始まる 母親「夫が仕事を抜けて病院に…制度ありがたい」「少しでも自分の時間が」
大阪市住之江区「住の江幼稚園」(午前9時30分ごろ)

 大阪市は、生後6か月から2歳の子どもをもつ子育て世帯を対象とした「こども誰でも通園制度」の試行実施を1日から始めました。

 大阪市住之江区の「住の江幼稚園」では、試行実施初日の午前9時半から、子どもを幼稚園に預ける保護者の姿が見られました。

 長男を朝から預けに来た38歳の母親は「夫の転勤で、四国から引っ越してきたので両親を頼ることができないので、この制度があることを知って利用した。きょうはスーパーで買い物したりとか、そういう時間にあてたい。病院に行く時など、夫に仕事を抜けて子供をみてもらっていたので、とてもありがたい」と話しました。

 ニ男を預けた母親(37)は「自分の時間が少しでもほしいのと、同い年の子どもと遊べたら楽しいだろうなと思って利用しました。家の掃除がなかなかできなかったのでそういう時に預けれたら」と語りました。

■利用料は1時間300円 1か月あたり10時間まで

 「こども誰でも通園制度」は、子育て家庭の多くが抱えている『孤立した育児』への不安や悩みの解消を目指して、保育所などの利用要件を緩和し、親が就労していなくても時間単位で子どもを預けられるようにする制度で、国は2026年度から全国の自治体での実施を目指しています。

 大阪市は全国での本格的な実施に先駆け、7月から試験的に実施する方針を示し、市内の保育所や認定こども園、幼稚園等17の施設であわせて最大約650人を受け入れる予定だと発表。対象は、市内在住の保育所や認定こども園などを利用していない生後6か月から3歳未満のこどもで、1か月あたり1人10時間まで利用できます。

 利用料はこども1人1時間あたり300円で、生活保護法による被保護世帯は無償、市民税非課税世帯は1時間あたり60円となります。(一部施設では利用料以外の実費負担が必要)。大阪市の試行実施は、来年3月までを予定しているということです。

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