アメリカ・トランプ前大統領の不倫口止め料をめぐる裁判で、今月11日に予定されていた量刑の言い渡しが9月に延期されることになりました。

アメリカのトランプ前大統領が不倫の口止め料を不正に処理した罪に問われ、有罪評決を受けた裁判について、ニューヨーク州の裁判所は2日、今月11日に予定されていた量刑の言い渡しを9月18日に延期しました。

連邦最高裁が1日、大統領在任中の公務は「免責特権」が適用され、刑事責任を問われないという判断を示したことを受け、トランプ氏側が有罪評決の破棄などを求めたことを受けたものです。

今回の延期により、今月中旬に行われる共和党大会でトランプ氏が大統領候補として正式に指名される前に量刑の言い渡しが行われることはなくなり、11月の大統領選挙への影響が注目されます。