大阪府警は26日、4月から開幕する大阪・関西万博で活動する「会場警察隊」を発足させました。

　府警によりますと、会場警察隊の拠点は万博会場内に設置され、隊員約250人が今年4月から10月の半年にわたる開催期間中、24時間態勢で会場がある夢洲で起きる事件・事故の対応のほか、雑踏警備などを行います。

　万博期間中に2820万人の来場が予想され、外国人観光客も多く見込まれることから、英語を話せる警察官も配備するということです。

　会場警察隊が着用する腕章は、専門学校「大阪デザイナー・アカデミー」の学生、柳井朗さん（24）がデザインしました。

　同校の学生が制作した74作品から選ばれ、「命をつなぐ水の都おおさか・命を守る警備隊」をイメージしたということで、警察から感謝状をもらった柳井さんは「万博が平和で安全に開催されることを願っています」とコメントしました。

　会場内に窓口となる交番は設置されないため、事件や事故が起きた場合は会場内で巡回している警察官か警備員に申告するか、110番通報をしてほしいということです。