【山火事】「街中に焦げくさい臭い、灰で喉に違和感」雨で鎮火に期待も、被害の爪痕残る 発生5日目 愛媛
愛媛県今治市で起きた山火事は、27日で発生から5日目です。(取材・報告:的井文謙記者)
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JR伊予桜井駅から2kmほど離れた国道からお伝えします。
27日は午後から雨が降る予報で、1時間ほど前にもパラパラ雨が降っていたのですが、現在は雨は確認できない状況です。
そして、山の方見ていただきますと、今もところどころ、うっすらと白い煙が上がっているのが確認できるのですが、昨日と比べると上がっている煙の数も少ないですし、勢いも収まってきているように感じます。この後、雨が再び降れば、勢いがさらに弱まることが期待できます。
こちらご覧ください。街のいたるところに、このように焦げた跡がありまして、街中どこか焦げ臭いにおいが充満しています。
この灰も舞うので、取材をしていると、喉にも違和感を感じてきました。さまざまなところから、被害の大きさというものを感じます。
(黒木千晶キャスター)
住民の方にはどういった影響が出ているのでしょうか?
現在も一部通行止めになっている場所もありまして、生活に影響は出ているんですけれども、住民の方からは『山火事が落ち着いてきて良かった』という声が聞こえてきました。
その一方で、消防の方々は、消火が終わった後の、木の根のところの消火が確認しづらいということで、こちらから再び火が上がって、燃え広がるのが心配だという話をされていました。
現在も消防と自衛隊による消火活動が続くとともに、近隣住民の方は油断が出来ない日々が続いています。