×

【速報】大阪・ミナミ「金龍ラーメン」立体看板のしっぽを「切る」ことを決定 民事裁判で撤去命令受け 運営会社が発表

2024年8月14日 14:41
【速報】大阪・ミナミ「金龍ラーメン」立体看板のしっぽを「切る」ことを決定 民事裁判で撤去命令受け 運営会社が発表
金龍ラーメン(大阪・ミナミ)

 大阪・ミナミの人気ラーメン店「金龍ラーメン」の立体看板の「しっぽ」部分をめぐって、民事裁判で撤去を命じられる判決を受けたことを受け、金龍ラーメンの運営会社は14日、「しっぽ」を切ることを決めたと発表しました。「しっぽ」を切断する時期は今後、決定するとしています。 

 大阪・ミナミの「金龍ラーメン道頓堀店」は、昼夜問わず、多くの人が立ち寄る人気店で、1992年ごろに作られた大きな「龍」の立体看板が目印となっています。

 しかし、この看板をめぐり、隣接する土地を所有する不動産会社が龍のしっぽや壁のひさしなど敷地からはみ出した部分について、「建物を新しく建てる際に使用を制限される」として、撤去を求める民事裁判を起こしました。

 金龍側は「撤去するとブランドイメージが低下する」などと主張していましたが、2023年10月、大阪地裁は「立体看板の一部が越境しており、土地を使用する際の収益が妨げられ、不利益は大きい」として、金龍ラーメンの運営会社に対し、龍のしっぽやひさし部分を撤去するよう命じました。

 運営会社によりますと、2024年5月、控訴審でも訴えは退けられ、最高裁への上告を検討したものの、裁判を続けることへの負担などから、判決にのっとり、龍のしっぽを切ることを決めたということです。

 運営会社は「立体看板を目印に来ていただいているお客様も多く、金龍ラーメンのアイデンティティそのものと言っても過言ではなく、断腸の想い。今後もミナミの風物詩のひとつとして認知いただいている龍の立体看板の価値、しいては大阪の立体看板の文化を支える役割の一端を担いたいと考えています」とコメントしています。

 今後、不動産会社やエリア周辺の関係者と協議・調整し、8月下旬にしっぽを切断する予定だということです。


 切断の時期は、不動産会社やエリア周辺の関係者と協議・調整して決める予定だということです。


読売テレビのニュース