大阪・関西万博の会場のそばで整備が進む、カジノを含む統合型リゾート（IR）をめぐって、万博協会の会長らが万博期間中は工事を中断するよう求めたことがわかりました。

　大阪のIRは夢洲の万博会場の北側で2030年秋ごろの開業を目指して、現在、地盤の液状化対策の工事が進められています。国が昨年4月に認定した整備計画などによりますと、来年春ごろからは本格的な建設工事が始まる予定です。

　しかし、最近になって、万博協会の十倉雅和会長や、BIE（博覧会国際事務局）のケルケンツェス事務局長らが騒音や景観を懸念し、来年4月からの万博期間中は工事を中断するよう、大阪府・大阪市に求めたことが関係者への取材でわかりました。

　7月25日には十倉会長と大阪府の吉村洋文知事が協議しましたが、折り合わず、今週にも、事業者と大阪府・市が協議する予定です。