【速報】世界遺産・姫路城の入城料2.5倍に 子供は無料&市民は"現状維持" 姫路市が条例案公表
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世界遺産・姫路城の入城料金の改定を定める条例案が明らかになり、子どもが無料になる一方、市民以外の大人は料金が現行の2.5倍になることが分かりました。
現在の入城料は大人1000円、小学生から18歳未満は300円ですが、14日、姫路市が公表した条例案によれば、市民以外の大人は2500円に値上げし、18歳未満の子どもは一律無料にするということです。また、城の維持・管理には、市民の税金が使われていることから、市民の大人の料金は維持するとしています。
姫路城の入城料をめぐっては、去年、清元秀泰市長が海外からの外国人観光客によるオーバーツーリズム対策のため、値上げする方針を示し、値上げの対象や具体的な金額が検討されてきました。当初は外国人観光客の入場料を値上げする案も出ていましたが、外国人という国籍のみで区別をつけることへの反対もあり「市民・18歳未満」という区分で入場料に差をつける案に落ち着きました。
市によれば、今後10年間で老朽化した石垣の補修作業や運営などに約280億円が必要になる見込みで、市は値上げによって費用を補う狙いです。14日、清元秀泰市長は記者会見で「400年前からある大切な世界遺産を守る使命がある」と必要性を訴えました。
新しい入城料は来年3月から適用され、リピーターを増やす目的で5000円の「年間パスポート」も導入するとしています。条例案は17日の本会議に提出され、3月末に議決される見通しです。