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1か月200時間超の残業…違法な長時間労働で26歳の男性医師が自殺 病院長を不起訴処分 神戸地検

2025年2月5日 8:11
1か月200時間超の残業…違法な長時間労働で26歳の男性医師が自殺 病院長を不起訴処分 神戸地検

 3年前、神戸市の甲南医療センターの男性医師が過労自殺した問題で、違法な時間外労働をさせた疑いで書類送検されていた病院長らについて、神戸地検が不起訴処分としました。

 神戸市東灘区にある甲南医療センターの専攻医だった高島晨伍さん(当時26)は、3年前、自宅で自殺しました。
 高島さんの直前の1か月あたりの時間外労働は200時間を超えていました。労基署は違法な時間外労働をさせた労働基準法違反の疑いで、病院の運営法人「甲南会」のほか、院長と当時の勤務管理者の2人を書類送検していましたが、神戸地検は4日、不起訴処分としました。
 処分理由は明らかにしていません。

 この問題については、高島さんの両親が病院側に2億3000万円の損害賠償を求めている裁判が現在も続いています。

最終更新日:2025年2月5日 8:11
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