大阪市内のホテルで17歳の少女の遺体が見つかった事件で、警察による司法解剖の結果、死因は「首の圧迫による窒息」だったことが1日、わかりました。警察は一緒にホテルに入った後、行方が分からなくなっている男が少女の首を絞めて殺害したとみて捜査しています。

　大阪市内に住む少女は9月28日夜、大阪市中央区にあるホテルの2階の一室で、ベッドの上にあお向けの状態で服を着たまま亡くなっているのを従業員によって発見されました。

　警察によりますと、少女に目立った外傷はありませんでしたが、司法解剖の結果、死因は「首の圧迫による窒息」であることがわかりました。死亡推定時刻は、28日の午後6時半ごろとみられ、病気や薬物などは認められなかったこととから、「他殺＝何者かに殺害された」とみられるということです

　同日午後5時半ごろに少女と一緒にホテルに入った男は、少女の遺体を発見した際、部屋にはおらず、ホテルの玄関から出た形跡もありませんでした。

　部屋のドアは施錠されていましたが、窓はカギがかかっておらず、警察は、男が少女の首を絞めて殺害後に窓から飛び降りて逃走したとみて、男の行方を追っています。