【速報】18年前の未解決事件“兵庫・たつの女児刺傷” 別の事件で服役中の男「女の子を刺したことに間違いありません」 逮捕当日は被害者に「申し訳ない」 一方で殺意は否認 兵庫県警
兵庫県警は18年前、兵庫県たつの市で小学4年生の女児が刃物で刺された殺人未遂事件について、別の事件で服役中の男を7日午前に逮捕したと発表しました。男の身柄は既に、たつの署に移送されています。
勝田州彦容疑者(45)は2006年、兵庫県たつの市の路上で、当時小学4年生の女子児童の胸を刺し重傷を負わせたとして、殺人未遂の疑いで逮捕されました。
勝田容疑者は、警察の調べに対し「女の子を刃物で刺したことに間違いありません」と行為については認めているということですが、一方で殺意については「殺すつもりはありませんでした」と否認しています。また逮捕された7日、被害者に対して「申し訳ないと思っています」と話したということです。 当時、勝田容疑者は27歳で、たつの市周辺の兵庫県加古川市内に住み警備員をしていたということです。
勝田容疑者は、2004年に岡山県で小学生を殺害し、2023年、無期懲役の判決が確定していました。
捜査関係者によりますと、たつの市と岡山県の事件について、凶器が刃物など「犯行の手口」が似ていたことから、服役中の勝田容疑者を今年の5月末ごろから任意で聴取。聴取を始めた当初、勝田容疑者は事件の関与を否認していましたが、やがて関与を認めはじめたということです。勝田容疑者の供述は揺らぎもなく、現場の状況と矛盾がないことから、警察は勝田容疑者の供述内容を「信用に足る」と判断し、逮捕の方針を固めたということです。
また、勝田容疑者は、2007年に加古川市で小学2年生の鵜瀬柚希さんが殺害された事件についても、関与をほのめかす供述をしているということです。
勝田容疑者はいずれの被害者とも面識がなかったとみられ、警察は2つの事件について動機や当時の状況について慎重に裏付け捜査をすすめる方針です。