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コンタクトレンズの長時間装用などが原因で目に障害が「3割超」利用の実態と正しい使い方を紹介

2024年9月10日 19:08
コンタクトレンズの長時間装用などが原因で目に障害が「3割超」利用の実態と正しい使い方を紹介

 9月10日は「コンタクトレンズの日」。日本コンタクトレンズ協会がコンタクトレンズを安全、快適に使用するためのセミナーを開き、利用の実態やコンタクトレンズを不適切に使うことで生じる深刻な眼障害の症例を紹介しました。

 9月10日は「コンタクトレンズの日」です。コンタクトの「クト」と「9と10」の語呂合わせなどから、2017年に制定され、10月10日の「目の愛護デー」までの1か月間をコンタクトレンズの正しい使用と目の健康の啓発期間としています。

 日本コンタクトレンズ協会は毎年、利用者の実態調査を行っていて、最新の調査によりますと、女性のカラーコンタクトレンズ利用者、特に10代、20代の若年層では「購入するたびに眼科を受診している人」は、10%以下であることがわかりました。
 海外の販売店からの個人輸入やインターネットによる購入が増えていて、眼科受診の必要性が正しく伝わっていないためと考えられています。

 また、川崎市立多摩病院の眼科部長の松澤亜紀子医師の調査では、コンタクトレンズの長時間装用などが原因で、1年以内に目の障害が起きた人が3割を超えていることがわかりました。

 日本コンタクトレンズ協会は、若年層に向け、眼科受診の義務付けや正しいコンタクトレンズの使い方など、SNSを使った啓発コミュニケーションを強化したいとしています。

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