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「注目集めたかった」岸田前首相襲撃裁判 男は殺意否認「今後政治には一切関わらない」反省の弁も

2025年2月6日 19:15
「注目集めたかった」岸田前首相襲撃裁判 男は殺意否認「今後政治には一切関わらない」反省の弁も

 岸田前首相の選挙演説会場に爆発物を投げ込んだとして殺人未遂などの罪に問われている男の裁判員裁判で、男は「注目を集めたかった」と証言し、改めて殺意を否認しました。

 木村隆二被告(25)は、2023年、和歌山市の漁港で、選挙の応援に訪れていた岸田前首相の近くに自作の爆発物を投げ込み、2人にケガをさせたとして、殺人未遂などの罪に問われています。

 初公判で、殺意を否認した木村被告は、6日の被告人質問でも、選挙制度への不満を主張したかったとした上で、「首相のような有名な人の近くで大きな音がすれば、私に注目が集まるだろうと思った」などと証言し、改めて殺意を否認しました。

 また、岸田前首相が当時、「選挙運動をしていたとは知らなかった」とし、選挙を妨害する意図もなかったと主張。さらに専門家が爆発物について「拳銃並みの威力がる」と証言したことについては、「私が見る限り安全そうでした」と答えました。

 一方で、「大変なことをしてしまった。今後、政治には一切関わろうとは思いません」などと、反省の言葉も述べました。

最終更新日:2025年2月6日 19:15
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