南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」の発表を受けて、閉鎖していた和歌山県白浜町の「白良浜」など町内4つの海水浴場が、15日から再開しました。

　再開される海水浴場は、白良浜海水浴場、江津良海水浴場、臨海浦海水浴場、椿海水浴場です。また、白良浜の白浜海岸公園と、千畳敷で知られる南湯崎公園も立入禁止措置が解除となります。

　13日に東京から来た男性は、「せっかく来たけど海に入れないかと思っていたので、お盆最終日に入れてよかった」と笑顔をみせていました。3日前から白浜を訪れている女性は「子供はどうしても海に入りたいので、地震が起きたときは避難誘導に従うしかないのかな」と話しました。

　白浜町は、「当初の発表で閉鎖期間は1週間程度としており、気象庁の呼びかけの中でも、再び巨大地震が発生する可能性がより高いとされる2～3日もすでに経過していることから再開することを決めた」としています。

　海水浴場の再開に伴って、ライフセーバーや警備員は避難経路の指示の再確認を行うほか、白良浜の海水浴場に訪れる利用客には「避難経路」が示されたビラが配布されています。