15日午前4時過ぎ、突如、停電が大阪市内などを襲いました。約３時間半続き、影響は24万軒に及びました。熱帯夜の中、エアコンが止まり、JR大阪環状線や東西線、京阪中之島線で運休や遅れが出ました。

　ホテルのアナウンス
「夜分遅くに大変申し訳ございません。フロントでございます。現在都島区で7万軒以上の停電が発生しております。現在設備業者を手配し、復旧作業を行っています。復旧までに時間がかかることをご理解のほど、よろしくお願いします」

　午前4時過ぎ、突如、街を襲った停電。

　栗谷川直彦カメラマン
「停電のため、エアコンも止まっております。部屋の中は大変蒸し暑くなっています」

　大阪市の午前4時の最高気温は28.8℃。熱帯夜の中、エアコンの電源が突然切れ、驚いた人も多いようです。

　河越幸平カメラマン
「午前4時の都島区の自宅です。現在電気が止まってしまい、蛍光灯などが一切つかない状態です」

　関西電力送配電によりますと、大阪市や守口市の一部地域で、一時24万軒を超える停電が発生しました。

　通行人
「電気ついてないのが普通じゃないので、怖い」

　林浩三ディレクター
「午前4時20分の大阪市鶴見区です。ほとんどの所で電気が消えています」

　停電は通勤時間帯にも。JR西日本の大阪環状線や東西線、京阪中之島線の全線などで、始発から運休や遅れが発生しました。

　通勤客
「急だったので、仕事が間に合わなかったら困る」
　通勤客
「全然電車動かなくて、仕事がめっちゃ遅れていく。1時間ぐらい遅刻している」

　杉森賢治カメラマン
「午前7時半過ぎです。こちらの城東区にある交差点では、全ての信号が止まっており、車は大幅に減速し、譲り合いながら走行しているのがわかります」

　通行人
「向こうまで大回りしていかなあかん。危ないもんね」

　さらにー

　通行人
「知らなくて来て、（ビルの外で）1時間15分くらい。暑い。 大変です」

　大阪市内のオフィスビルでは、自動ドアが開かず、通勤した人が立ち尽くす様子も。

　早朝の街を襲った大規模停電。午前7時40分過ぎに送電が再開されました。

　地中の送電ケーブルに何らかの不具合が生じ、変電所のブレーカーが作動したかいうことで、関西電力は詳しい原因を調査しています。