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【速報】委員会での誤証言に非難の電話殺到…知事 「側近」が再証言で「私的情報は片山前副知事から聞いた」

2024年9月6日 10:16
【速報】委員会での誤証言に非難の電話殺到…知事 「側近」が再証言で「私的情報は片山前副知事から聞いた」
斎藤知事(8月7日撮影)

 兵庫県の斎藤知事の“パワハラ”“おねだり”などの疑惑を調べる百条委員会で、5日の証人尋問に出頭した知事の“側近”とされる原田剛治産業労働部長が6日再び証人尋問に出頭し「私的情報は片山副知事(当時)から聞いた」と前日の証言を訂正しました。

 原田部長の発言を巡っては、5日の証人尋問で、知事の疑惑を告発した元幹部職員の私的情報について、原田部長や前総務部長などが情報を漏洩していた疑いがあるとして、原田部長がどのように情報を得ていたかを委員らが尋問しました。

 その際、原田部長は当初「覚えていない」などとしていましたが、証言があいまいだとの指摘を受け、「(当時の)人事課長や副課長がいる場で聞いた」と証言しました。

 この原田部長の発言について、インターネットのライブ配信の視聴者らから、「人事課が情報漏洩している」という主旨の非難の電話が相次いだということです。

 しかし、関係者によりますと、人事当局の関係者が当時の人事課長や副課長に確認したところ、「人事課長らが原田部長に情報を漏らした事実はない」として、原田部長の発言は誤りだったことが判明しました。6日の百条委員会では急遽原田部長が発言を訂正する証人尋問が行われ、「私的情報は片山副知事(当時)から聞いた」と発言を撤回しました。

 百条委員会の証人尋問で虚偽答弁をした場合罰則が科されますが、奥谷委員長は5日、「この場で偽証罪とは言えない、(訂正など)原田氏の対応を見て判断したい」としています。

 また、私的情報を伝える行為は個人情報保護法違反にあたる可能性もあり、このあと6日10時半から行われる片山前副知事への証人尋問でもこの問題について、委員が追及するとみられます。

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