神戸市は5日、男児がはしかに感染していたと発表しました。男児は発症した日の前後に神戸市内の公共交通機関や商業施設を利用していて、不特定多数の人に接触している可能性があるということです。

　神戸市保健局によりますと、感染したのは5歳から9歳の男児で、7月29日に発熱や発疹などの症状が確認されたということです。
　男児は発症の前後に神戸市内でバスや電車などの公共交通機関を利用しているほか、商業施設のフードコートなどに立ち寄っていて、不特定多数の人が感染している可能性があるということです。

　はしかの潜伏期間は10日～12日間（最大21日間）で、市は男児が利用した公共交通機関や立ち寄った施設を利用した人で、発熱などはしかを疑う症状が出た場合は、速やかにかかりつけ医などの医療機関を受診するよう呼び掛けています。

■男児の行動

7月28日（日）
午前10時18分　阪急バスに乗車（筑紫が丘5丁目発、神戸駅前行き）

正午から午後1時頃　ハーバーランドのプロメナ神戸内のフードコートを利用

午後3時頃　阪神電車に乗車（高速神戸駅から元町駅）

午後6時　市営バスに乗車（三宮センター街東口発、しあわせの村中央行き）

7月30日（火）
午後6時半から午後7時頃　餃子の王将鈴蘭台店を利用

■麻しん（はしか）

　はしかは感染力が非常に強く、免疫を持っていない人が感染した場合、ほぼ100％発症すると言われています。感染すると発熱など風邪のような症状が現れ、いったん熱が下がった後高熱が出て、全身に発疹がでます。