日本郵便とJR西日本などは、JR大阪駅前の旧大阪中央郵便局に建設した「JPタワー大阪」の内部の商業フロア「KITTE大阪」が31日にグランドオープンするのを前に、報道向け内覧会を行いました。
「JPタワー大阪」はJR大阪駅の西側にあった大阪中央郵便局の跡地にできた地上39階・地下3階、延床面積が22万7000平方メートルの複合型ビルで、2023年3月に整備されたJR大阪駅西口改札と直結するほか、2階部分に新設される歩行者デッキとも接続しています。
■全国4番目の「KITTE」114の店舗にスイート1泊150万円のホテルも
「JPタワー大阪」は、JR大阪駅の西側にあった大阪中央郵便局の跡地にできた地上39階・地下3階、延床面積が22万7000平方メートルの複合型ビルで2024年3月に竣工。2023年に整備されたJR大阪駅西口改札と直結するほか、2階部分に新設される歩行者デッキとも接続しています。
11階から27階のオフィスフロアは、2023年11月に先行開業していましたが、地下1階から6階に商業施設「KITTE大阪」が、29階から38階には「THE OSAKA STATION HOTEL, Autograph Collection」が31日にオープンします。
KITTEは、日本郵政の不動産子会社が手掛ける商業施設で、東京・名古屋・福岡に次いで全国4番目の開業です。施設内には、北海道や九州など全国各地のアンテナショップのほか、増加するインバウンド客向けの商品や飲食店など、114の店舗が入ります。さらに、約1300席の劇場なども設けられていて、商業だけでなく文化的な施設としても活用できる空間が用意されます。
ホテルは29階がフロント、30～38階が客室で全418部屋。時期によって異なるものの、標準的な部屋の一泊朝食付き2人分の税込料金は15万円で、8部屋あるスイートルームのうち、最高ランクの部屋の1泊の利用料金は150万円だということです。
■北側にはルクア・うめきた隣接の23階建て「イノゲート大阪」も
JPタワー大阪と同時に、大阪駅西口改札に直結する形で、線路の北側にできるのが「イノゲート大阪」です。JR西日本などが開発を手掛けた、地上23階建て・地下1階建てのビルです。
ルクアなどが入るJR大阪駅北側の「大阪ステーションシティ」と、開発が進められている「うめきた2期地区（通称：グラングリーン大阪）」ともつながっていて、上層階にはオフィスビルや貸し会議室などが入ります。
この中にできるのが、2階から5階まで4フロアにわたって作られる飲食エリア「バルチカ03」で、昭和感の残る横丁ゾーンのほか、会食などで利用できる上質な割烹のお店も用意されるなど、サラリーマン客をメインのターゲットにした居酒屋など50店舗が集結しています。
「KITTE大阪」「と「イノゲート大阪」は31日に開業します。
