同性同士の結婚認めないのは違憲と訴えた控訴審が結審「司法が法改正させて」大阪 他の高裁で違憲判決
同性同士の結婚が認められないのは憲法違反だと訴えた裁判の控訴審で、原告側が「司法が国に法改正をさせてほしい」と訴えました。
同性カップルの結婚を認めない現行の法律は憲法違反だと国を訴えた裁判では、一審の大阪地裁は「憲法には違反しない」との判断を下し、原告側が控訴していました。
13日の控訴審では、原告の坂田麻智さんが「国は私たちを同じ人間だと思っていないのか、存在を無視し続けている。司法から期限を設けて国に法改正をさせてください」と訴えました。
麻智さんと同性カップルの坂田テレサさん
「伝わってほしいことは、“同性愛者は異常者ではない”ということ。 異常者ではないので、差別する理由もない」
同様の裁判では、札幌や東京の高裁などが「憲法違反」の判決を下し、司法判断が分かれています。
裁判は13日で結審し、判決は来年3月25日に言い渡されます。