“りくりゅう”北京五輪団体初メダル獲得へ
北京オリンピックフィギュアスケートペアの代表に内定している三浦璃来選手(りく・20)と、木原龍一選手(29)が27日、練習拠点のカナダからリモートインタビューに応じました。
“りくりゅう”の愛称で知られる2人。クリスマスは一緒に過ごし、鍋パーティーをしたといいます。「クリスマスなので、クリスマスらしい鍋を食べようかと思って、赤色のキムチみそ鍋(笑)。9割方(作ったのは)僕ですね」と木原選手が話すと、「野菜切りました、私」とすかさず三浦選手。
そんな2人が、早めのクリスマスプレゼントを受け取ったのは12月15日でした。日本スケート連盟から、北京五輪への代表内定が発表されたのです。
五輪初出場となる三浦選手は「五輪というのは憧れの場所なので、本当にシンプルにうれしかったですし、責任感、私たちが頑張らないとなって思いました」と、気を引き締めます。
一方、木原選手はソチ、平昌の2大会に出場し、北京が3度目の五輪となります。「過去2大会は自分に自信が持てなかった。今回初めて自分に自信をもって臨める大会になるなって、今すごく感じています」と、今季の手応えを口にしました。
2019年8月に、ペアを結成したばかりの“りくりゅう”ですが、今季はGPシリーズで2戦連続表彰台と好調。日本人同士のペアとしては史上初のグランプリファイナル出場権を獲得しました。
北京五輪では個人戦に加え、団体戦も行われます。日本初のメダル獲得へ、“りくりゅう”ペアの活躍を期待されています。
「個人戦ではとにかく全ての技に自信を持って、今シーズンテーマにしている『自分たちに勝つ』を実現出来るように、三浦選手と2人で頑張っていきたいです。団体戦は、シングル、アイスダンス、本当に素晴らしい選手が今回の五輪もそろっているので、みんなで力を合わせてベストを尽くしたいと思います」と、木原選手。
一方の三浦選手は「4年に一度の全選手が憧れる大きな舞台。そこで結果を残せたら選手として幸せなんだろうなっていつも思います。団体戦では本当に素晴らしい方々がいるので、その選手達の力に少しでもなれるように尽力していきたいと思います。個人戦では自分たちのテーマにしている『過去の自分たちに勝つ』という目標をこえられるように頑張りたいと思います」と、話します。
北京五輪開幕まで、あと39日です。