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河辺愛菜自己ベストで3位 五輪代表に望み

2021年12月25日 23:58
河辺愛菜自己ベストで3位 五輪代表に望み

◇第90回全日本フィギュアスケート選手権大会(12月25日、さいたまスーパーアリーナ)

北京オリンピックの代表選考会を兼ねた全日本選手権。ショートプログラム3位の河辺愛菜選手(17)がフリープログラムに臨みました。

冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)をきれいに着氷。「自分の中で100点のアクセルが跳べた」と満足のいくスタートを切った河辺選手。演技後半の2回転アクセル・3回転トーループ・2回転トーループも落ち着いて着氷。最後の3回転サルコーもしっかり決めました。

演技後は笑顔を見せた河辺選手。得点は209.65点。坂本花織選手、樋口新葉選手に次ぐ3位で表彰台に上がり、北京五輪代表に望みをつなげました。

会見では「6分間(練習)でショートよりも崩れてしまって、すごい緊張の中だったが、強い気持ちで失うものはないのでいくしかないと思っていけたのがすごい良かった」と冷静に振り返りました。

国際スケート連盟(ISU)非公認大会ながら自己ベストを更新した河辺選手は「自分の予想よりも大きかったので10点間違っているんじゃないかなって思ったりとかすごい驚きでいっぱいでした」と驚きの表情を見せました。

フィギュアスケートの北京五輪日本代表の枠は3つ。今大会で優勝した坂本花織選手が内定したため残る枠は2つ。「自分はまだまだオリンピックに出られるレベルに達していないので選ぶのは連盟の方だし、あまり期待とかはしていないんですけど、どこの試合に派遣してもらえたとしてもいい演技ができるようにというのを考えて練習をしっかり頑張りたい」と意気込みました。

<女子フリープログラム>
1位 坂本花織 234.06点
2位 樋口新葉 221.78点
3位 河辺愛菜 209.65点

■写真:松尾/アフロスポーツ