リーグワン 府中ダービー東京SGが制す
ジャパンラグビーリーグワンの開幕節、東京サンゴリアスと東芝ブレイブルーパス東京の通称“府中ダービー”が8日、味の素スタジアム(東京都)で開催。試合はライバル対決にふさわしい点の取り合いとなりました。
先制したのは東京サンゴリアスでした。前半3分、今季新加入のNZ代表ダミアン・マッケンジー選手のパスを起点に右サイドにボールを展開すると、抜け出した尾崎晟也選手がゴール右隅にトライをあげます。
対する東芝ブレイブルーパス東京は前半8分、ラインアウトから日本代表リーチマイケル選手が力強い突進でゴール前に迫ると、昨年秋に日本代表デビューを果たした、19歳のワーナー・ディアンズ選手が中央に飛び込み、トライをあげます。
その後は両チーム、トライやペナルティーゴールを取り合う展開となり、前半は24-27で東芝ブレイブルーパス東京がリードして終えます。
後半も点の取り合いとなりますが、徐々に主導権を握ったのは東京サンゴリアスでした。
後半4分にトライをあげ逆転に成功すると、ダミアン・マッケンジー選手の正確なペナルティーゴール、途中出場した日本代表の齋藤直人選手、昨シーズンのトライ王、テビタ・リー選手などを起点にトライを重ねます。
後半29分には途中出場の辻雄康選手が自陣から力強い突進で攻撃の流れを作ると右サイドにパスを展開。先制トライをあげた尾崎晟也選手がボールを受けゴール目前に迫ると、最後はキャプテンの日本代表中村亮土選手がトライをあげ、キックも決まり60-34と突き放しました。
その後東芝ブレイブルーパス東京もワーナー・ディアンズ選手がこの日2つ目のトライをあげるなど2トライを追加し追い上げますが、反撃も及ばず。
両チーム合計得点が100点を超える大乱戦となった“府中ダービー”は60-46で東京サンゴリアスが勝利を飾りました。
写真:長田洋平/アフロスポーツ