ゴールボール浦田理恵 代表引退表明
パラ競技・ゴールボールの日本代表候補、浦田理恵選手が11日、2021年度をもって代表を引退すると表明しました。
20歳を過ぎたころから網膜色素変性症(もうまくしきそへんせいしょう)によって視力が低下した浦田選手。その後、26歳の時にゴールボールと出会い、守備の要でありチームの司令塔でもある“センター”のポジションで活躍してきました。
パラリンピックには2008年の北京大会から東京大会まで4大会連続出場し、2012年のロンドン大会で金メダルを獲得。東京大会では日本選手団の副主将を務め、銅メダルを獲得するなど、日本のゴールボール界をけん引し続けてきた浦田選手。
引退を決めた理由について、「東京パラリンピックで銅メダルを獲得した瞬間、チームの成長がすごく嬉しいと思う自分がいた。気持ちがすごく高まった時点で、次にバトンを渡す時期なのかなと思った。悔いなくやりきった」と語りました。
12日に行われるジャパンパラゴールボール競技大会の決勝が、代表選手として最後の試合になる予定です。